概要


『ポーチライト・セッション』(原題:The Porchlight Sessions)は、ブルーグラス・ムーブメントを題材にした史上初のドキュメンタリー作品です。Dr. ラルフ・スタンレーやドック・ワトソンなどのブルーグラス・ムーブメント創始者の回顧に始まり、サム・ブッシュ、ジェリー・ダグラス、ベラ・フレック、スティーヴ・マーティン、デル・マッカーリー、ボビー・オズボーン、トランプルド・バイ・タートルズ、マムフォード&サンズ、インファマス・ストリングダスターズ、その他多数の現代ミュージシャンの姿を追っていきます。アメリカのアパラチア山脈周辺で誕生したブルーグラス・ミュージックは、スコッチ=アイリッシュ系移民の間で伝承されてきた音楽にジャズやブルースが融合したものです。ビル・モンローを生みの親とするブルーグラス・ムーブメントは、これまで多様な意見や姿勢、手法にインスピレーションを受けながら継続してきました。その多様性が現代ブルーグラスのさらなる前進にも大きく貢献しています。

 

本作品はアメリカ各地の緑豊かな山間部や様々なフェスティバル、個人宅で撮影が行われました。ブルーグラス・コミュニティをまとめてブルーグラス・ムーブメントの活力を描き出し、大きな影響力を持つこのアメリカ特有の音楽スタイルの魅力を明らかにした史上初の映画作品です。「ブルーグラス・ムーブメントの色あせない魅力は、シンプルライフに回帰したいという現代人の憧れが原点にあるのかもしれません」と本作品で監督を務めたアナ・シュウェイバーは考えています。ブルーグラス音楽を生み出した情熱あふれる創始者たちの視点に始まり、現代のメインストリーム・ブルーグラスを牽引するミューシャンらの創作力、さらに、様々なキャンプサイトでジャムに興じる多くの一般ミュージシャンらの夢や希望を取り上げたこのドキュメンタリー作品は、ブルーグラス・ムーブメントの躍動を見事に描き出しています。『ポーチライト・セッションズ』は、人間の持つ豊かな創造力、情熱的なブルーグラス文化、魂のこもったブルーグラス・ミュージックの限りない魅力を描いた作品です。ブルーグラスになじみのない方から熱狂的なファンまで、あらゆる方に楽しんでいただける映画となっています。